7月28日、笠岡アイランドホッパーズ(主催:海と日本プロジェクトin岡山実行委員会、RSK山陽放送)のB班の方々が北木島に来られ、島づくり海社で対応させていただきました。
笠岡アイランドホッパーズは、島を学び、海を知る「学びの旅」として、7月28日、29日、8月6日の3日間で、島々の個性・海洋環境の変化にともなう海苔養殖の変化・カブトガニの幼生放流などを体験学習されます。最後にはそのまとめとして、学んだことをもとにしたオリジナル商品の開発を通じてみんなの思い出づくりに取り組まれます。
ホッパーズ御一行は、A班とB班に分かれての行動で、この日はB班の皆様の、北木島の豊浦地区での灰干し「魚々干し」の製造工程の紹介と加工体験、石材の加工工程の見学と石割り体験、島のお母さんの手作りによる「魚々干し定食」、下浦海水浴場でのイカダづくり体験、北木島宿泊研修所「石切りの杜」での宿泊などでサポートさせていただきました。
一方のA班は、行程表によると、この日は白石島で海洋牧場の見学、シーカヤックの体験、白石島の郷土料理「冷や汁」など島の料理の体験、白石踊り体験、エイミーさんによる瀬戸内海の魅力に関する講話など、盛りだくさんな内容を過ごされたようです。文字にすると、A班B班いずれも盛りだくさんな内容で少々びっくりします…。
北木島についたら、グリスロで移動。風を切っての移動がとても楽しかったそうです。灰干しの加工体験では、概要の説明と、火山礫を細かくする工程の体験をして頂きました。質疑応答では、売れ筋の魚や、灰干しに向かない魚などについて説明しました。石材の加工工程の紹介では、矢を打ち込んで割る作業の体験と、大型の裁断機での石の加工の様子の見学をして頂きました。石割り体験の時には、みんなが矢に必死にげんのうを打ち下ろすもなかなか割れない中、ついに「ゴトッ!」と鈍い音を立てて石が割れた瞬間には、大きな歓声が沸きました。
その後石切りの杜に移動しての魚々干し定食は、先ほど加工について学んだばかりということもあって、その味には興味津々だったようですが、無事おいしく召し上がっていただけました。スタッフも頂きましたが、改めて灰干し加工の効果を感じたひと時でした。美味しかった…。
下浦海水浴場では、講師の方に指導を頂きながら、漁業用の浮きと竹と木の板を利用したイカダの作成体験を頂きました。オールを含め、各部材を紐で結束して作るのですが、「しっかり締めないと海に放り出されるぞー」との励ましを受けながら無事に完成、海に漕ぎ出して波の感触を楽しんでいました。北木島の体験学習、初日はここまででした。翌日は午前は真鍋島へ移動し、ビーチコーミングや伝統行事「走り神輿」の学習などを楽しまれ、午後は高島で、せのお水産さんから「海洋環境の変化は海苔で分かる」の講義を受講されたそうです。(私も伺ってみたい…。)
A班、B班ともに1泊2日で笠岡諸島を堪能いただきました。次回島に来られることがあれば、是非飛島と六島にも足を延ばしていただければと思います。この度はありがとうございました!