パナソニック遠隔電池教室@北木小を開催しました!
昨年度に白石小学校と、パナソニック・オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社(以下パナソニック社)をインターネットで繋いで実施した、遠隔電池教室(過去ブログをご参照ください)。今年度も笠岡諸島の小学校で実施を予定しています。第2回目となる授業を先日北木島の北木小学校で行ってきました。
北木島小学校は、現在全校生徒6名、北木島北西部の金風呂地区にある島唯一の学校で、幼稚園・体育館も隣接しています。もともとは海だったところに、山を崩して採石する過程で出る岩石や土砂などで埋め立てられてできた場所に建っています。徒歩2,3分程度の最寄りの金風呂港には漁師さんの船が多く見られ、また笠岡伏越港と白石島へ向けて定期船(フェリー)も運航しています。その他周りには、今でも採石が行われている『鶴田石材』の丁場(採石場)や、昔盛況だった面影を残す旧映画館『光劇場』等、地区の中心部であることを感じさせる様子が見られます。
そんな北木小学校の、今回は図書館を会場に、電池の仕組みを事前に授業で学んだ3~6年生の児童を対象として、約1時間半程かけて実施しました。準備した器材は、会議システムがインストールされたPC・小型カメラ・マイク・プロジェクター、・スクリーン、インターネット環境、そしてパナソニック社からご提供いただいた実験キット、その他実験に必要な木槌やジャガイモ、水などの道具です。それらを机の上にセットして、パナソニック社の講師役を務めて下さる方とモニター越しにやり取りを行い、授業が進みました。
前半は
『歴史上初の電池の実験は、何を使って行われたか?』
『ディズニーのアニメ『フランケン・ウィニー』にも出てくるガルバーニの実験とは?』
などなど、大人でも興味を持って聞ける座学中心の内容、後半は身近なものや、実験キットを使っての体験授業が行われ、子どもたちも最後まで飽きることなく楽めたようで、『楽しかった!』『これからは電池を大切に使おうと思った!』といった感想が聴けました。
この遠隔電池教室は、パナソニック社の社会貢献事業として、リアルタイムで説明を聞きながら電池の種類や歴史、環境に対する活動など複数の教科の学習を意識したカリキュラムの提供を通じて、【理科】【総合的な学習】へ貢献することを目標に行われています。
企業によって実施されているこういった社会貢献の取り組みを、今後も積極的に活用させて頂きながら、離島という地理的条件上不利な土地でも、こうして普段なかなかお会いできない方を講師に迎えての授業、少人数ならではのきめ細やかな先生方など周囲のサポート、地域の他団体との連携による交流体験など、むしろメリットともいえる状況を積極的に作っていくことで、島で暮らす方々に貢献できればと思います。そして今回参加した子どもたちは勿論のこと、周囲の方々にも、ICT活用の気運が高まればと思います 。島づくり海社でも、経験を重ねてこの仕組みを業務でもさらに活用していく予定です
最後になりましたが、このたびご協力頂きました、ICT岡山熱血リーダー梶田さん、北木小学校の先生方、パナソニック社末次さん、本当にありがとうございました!