地域活性化に挑む団体を支援しようと、地方新聞45紙と共同通信社が設けた『地域再生大賞』。その第6回大賞に、かさおか島づくり海社を選出頂きました。この場をお借りして、平素よりお世話になっております皆さまにお礼申し上げます。
この件につきましては、以下のように1/24の新聞朝刊やネットの記事で報道頂いています。
▼47NEWS(よんななニュース)『地域再生大賞は岡山の団体』
- 地域再生大賞について -
地方の疲弊の打開を目指す取り組み団体を、各新聞社と共同通信社のネットワークを生かして取り上げ支援することを狙いとする、地方新聞46紙と共同通信社が合同で創設した賞で、各都道府県より原則1団体が選出されます。岡山県の関連団体の表彰では。これまで倉敷町屋トラスト(第1回) 西粟倉森の学校(第4回)がそれぞれ準大賞に選出されています。
-評価いただいた点-
山陽新聞に今回の選考委員長の方の講評が掲載されていました。理由として、全国の離島がますます生活環境が厳しくある中で、行政に代わりライフラインとなる福祉事業や保育事業を提供し、また観光やアンテナショップなど島をプロデュースする取り組みを行うなど、ひとつの解決策を提供しているようにも見えた、ということを挙げられていました。
※島づくり海社の事業については『何に取り組んでいるの?』をご覧ください。
-それらの取り組みがなぜ出来たのか-
平成9年に、島の現状に危機感を抱いた各島の有志が「このままではダメだ!」と島をゲンキにする会を立ち上げました。笠岡諸島間の交流の必要性を感じた有志たちは、交流事業『島の大運動会』を、市との協働により実施、今日まで続く横の繋がりが生まれました。
その繋がりが市職員による『島おこし海援隊』の結成・派遣。島づくり海社事業のデイサービスや買い物支援、有償運送事業や保育園運営、特産品作りなど、今の島づくり海社の取り組みを支える体制になっています。
高齢化率が6割強になる笠岡諸島を舞台に、なぜそれらの取り組みをこれまで続けることが出来たのか?失敗したことは無かったのか?という質問をよく頂きます。島づくり海社では、島民が何を望み、どのような環境で暮らしたいかを探り、意見を聞きながら課題を事業化して改善に向けて取り組み続けてきました。その中には、収益が上がらず事業として継続が危ういものもありましたが、そういったものも『止める』ではなく、『一時中断・時期が来るまで寝かせる』という姿勢で、粘り強く継続して取り組んできました。当然うまくいかないことの方が多いのですが、『上手くいくまで止めないから失敗ではない』、という諦めの悪さが、これまでの成果を生み出してきたといえるかもしれません。
-これからに向かって-
改めて感じることは、この度の受賞は『かさおか島づくり海社』ではなく、今日に繋がる活動を共にさせて頂いた多くの笠岡諸島の方々、そして協力して下さった多くの方々全員を評価いただいてのことだということです。
いつも活動を支えて頂いているその大きな繋がりの中で、かさおか島づくり海社は『第2の市役所』としての役割を果たすべく、今後も自信を持って取り組みを進めていきたいと考えています。
今後ともご支援を宜しくお願いいたします!
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