アイランダー2014 出展終了しました!

 東京は池袋、サンシャインシティ文化村展示ホールで行われた、全国の離島の祭典「アイランダー」に参加、無事PRを終えました。

 11月21日の12時から「しまサミット」の開催、その後15時から会場準備、そして22日と23日がアイランダー当日という形での参加となり、しまサミットには事務局から1名、アイランダーには事務局4名と、定住等のアドバイス専門員として笠岡市の離島担当の方の合計5名(うち4名が初)での参加となりました。

 笠岡諸島ブースの展示内容は、この度は映像を2種類見ていただくことをメインとし、1つは「笠岡アイランダー」と題した、笠岡諸島に住む方々をドキュメント&インタビュー形式で追った全20分程のもの。2つ目は白石島の元禄綿復活の取り組みと、その綿を活用したモノづくりの様子を撮影した映像で、2分程度のもの。この2つを流しながら島の事、移住定住など暮らしの事について対応していくといった形を採りました。



怒涛の2日間を終えての感想を以下に簡単に書きますと

 

 1.人が多かったです。

 その日は会場建物上のフロアで全国の物産展が開催されていたというのもあるのですが、幅広い年齢層の方々が沢山いらっしゃってました。島にゆかりがある人も無い人も、同じ「島に関心がある」ということで集うという、楽しい場所でした。

 

 2.「島」といっても千差万別

 北は北海道、南は沖縄と、本当に幅広い離島が集まってましたので、全国を旅行したような気分になれました。空港もある人口数万人の大きな島、かたや人口数十人で車も殆ど走ってない小さな島など。日本はこんなに色彩に溢れた国だったのか、と再認識できました。

 

 

そして3日間を振り返ってみて感じたのは、何を目的にこのアイランダーに参加するのかということと、伝えようとするメッセージの絞り込みの大切さです。

 東京、九州や沖縄などの、自然資源を活用した観光事業に大々的に取り組まれているブースは、その展示物なども本当にカラフルで、気合や手間(そしてお金)をしっかりかけたPRがなされているということ。それを見た方も「この島ではこういう体験が出来るのだな」という印象を抱きやすい。

 そしてそうではない、観光をそれほど主としていない離島も、メインとなる産業(漁業や農業など)を通じ、自分たちの島は何がウリなのか・どういった産業が島の柱なのか・何が特徴なのか、というのをわかりやすくPRされているところは特化した展示が行えており、結果あれほどの人の流れの中でも目をひいていたように思います。

 それらの成否はきっと島の大小や財政規模などで決まるものではなく、展示する側が「自分たちの島の何が素晴らしいと感じているのか」という点、そういった各々の島暮らしのリアリティを追及できているかが問われているように感じました。

 

「観光」は「光」を「観る」と書きますが、その行為は決して外の人の為だけのものではなく、内側の人・そこに暮らす人たちが自分たちの暮らしをしっかり見つめ、営みを続けていく為にも必要な行為だと思います。そしてその光は恐らく「希望」のようなものではないかとさえ感じます。

 

 

そのように沢山の学び、そして出会いがあったこの度のアイランダーでした。この経験をしっかり生かして笠岡諸島・われわれ島づくり海社も取り組んで参ります。皆様今後ともよろしくお願い致します。

 

サンシャインシティ文化村 外観
サンシャインシティ文化村 外観
テープカットセレモニー
テープカットセレモニー
笠岡諸島ブース
笠岡諸島ブース
笠岡諸島・連絡船マグネットのガチャガチャも設置。特に男性に好評でした。
笠岡諸島・連絡船マグネットのガチャガチャも設置。特に男性に好評でした。
行き交う人が多く賑わっていました。
行き交う人が多く賑わっていました。
笠岡諸島の情報も並んでいます。
笠岡諸島の情報も並んでいます。
他の島の展示の模様です。レオタード海女です。
他の島の展示の模様です。レオタード海女です。